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のぞみ物語「大門」のはじまり

大門(だいもん)という地名はなく、函館市の函館駅東側にある繁華街、歓楽街の通称や地域名。現在の町名としては若松町、松風町、東雲町、大森町を中心とした一帯である。松風町の東隣、大森町にかつてあった函館(大森)遊廓の「大門」(おおもん)に由来するといわれる。有名な吉原は「おおもん」函館は「だいもん」と呼ばれていた。


大門地区の賑わいを支えていたのは地元住民の他、函館は北洋漁業母港の一つであり、長い航海に備える乗組員、市場で仕事を終えた人々、青函連絡船と国鉄(1987年度以降はJR北海道)を乗り継ぐ人々が立ち寄った。小さな町の繁華街に業種の多さ、つまり多様性があり魅力的だった。ここにくれば楽しいものはすべて揃っている。かつて北海道内有数の歓楽街と呼ばれた理由の一つである。


しかし北洋漁業は、ソビエト連邦やアメリカ合衆国による漁業規制で衰退。1988年(昭和63年)には青函トンネル開業に伴い青函連絡船が廃止され大門地区にあった百貨店は、1998年(平成10年)に彩華デパートが、2013年(平成25年)に和光デパートが、2019年(平成31年)に棒二森屋が閉店し、すべて姿を消した。


そんな北海道有数の繁華街大門の一角にのぞみ大門の前身「松坂屋旅館」があった。当時のコピーであるがは、「松坂屋旅館」はJR函館駅より徒歩5分で観光・ビジネスに便利な宿 観光・ビジネスに便利な立地と素泊まり料金も手頃な価格で、門限もないのでゆったりと自由に過せる、朝市にも徒歩でゆけるので朝食やおみやげを買うのにもおすすめとあるそんな古き良き、懐かしい土地に平成23年12月、高齢者短期入所施設として「のぞみ大門」は開設し今日まで多くの利用者様をお迎えしております。


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